新所沢幼稚園(埼玉県所沢市)|「こども第一主義」の保育を目指して。新所沢幼稚園(埼玉県所沢市)|「こども第一主義」の保育を目指して。

学校法人新所沢幼稚園

しんとこ通信news

2025年9月30日

【しんとこ通信】どんな時代も変わらぬ、良質な幼稚園教育をめざして


新所沢幼稚園は、昭和39年(1964年)に開園し、以来60年にわたり地域の子どもたちを見守り続けてきました。

平成6年(1994年)から約30年間、中心的な存在として園を支え続けた當眞昭子園長(現在名誉園長)。

その昭子園長からバトンを受け取る形で、令和6年(2024年)4月に園長となったのが、それまで副園長を務めていた金井公子先生です。

 

金井先生が日々もっとも意識していることは、いつも「心と目で子どもを見る」こと。

 

それは、子どもが自分であゆんでいくために、その瞬間を見守り、必要なときに心を寄せる―それが私たち新所沢幼稚園の教師の役割だと思っているからです。

 

幼稚園は、子どもにとってはじめての出会いの場です。

 

先生が一人ひとりと真摯に向き合い、親以外にも「自分を理解してくれる人がここにいる」と感じ、安心感を得ることで、子どもの世界は広がっていきます。

 

「ここが自分の居場所だ」と思えること。ありのままの自分を受け止めてもらえること。そして、守られているからこそ一歩踏み出す勇気を持てること―

 

すべてが、次の社会に向かって羽ばたいていける成長の土台を形づくります。

 

その土台づくりを一つの軸として、職員と共に日々の保育に向き合っています。

 

新所沢幼稚園一筋の教諭人生

 

金井先生と新所沢幼稚園との出会いは、学生時代にさかのぼります。

 

秋田県の大学で幼児教育を学んでいた頃、前園長の昭子先生と大学教授とのつながりで、新所沢幼稚園の保育が講義で紹介されました。

 

教授から「新所沢幼稚園の保育」について聞き、興味を持った金井先生は、卒業論文の研究テーマに新所沢幼稚園を選びました。

 

研究を行うため、夜行列車に乗って何度も所沢を訪問していく中で、先生たちが園児を「幼い子ども」扱いすることなく「一人前の子ども」として向き合っていく姿に心惹かれたといいます。

 

「ここで働きたい」という思いと、昭子園長の「ここに来る?」と声をかけられたことがきっかけとなり、新卒で就職して以来、ずっと新所沢幼稚園一筋で歩んできました。

 

新体制発足2年目、信頼と尊重の文化を大切に

 

金井先生が園長となり、新体制が発足して2年目の現在。

園を支えるもう1人の柱となっているのは、主任の山内麻由美先生です。

 

金井先生とはおよそ一回り年が違いますが、落ち着いた視点で園全体を見渡し、公平かつ理性的に対処できる頼れる先生です。

 

山内先生が入職して間もない頃、金井先生と一緒に年少クラスを受け持ち、その頃から保育の基礎や学年運営に対する考え方を互いに共有してきました。

 

金井先生は山内先生について、「自分が気づけないことに気づき、それを伝えてくれる存在」と話します。

 

二人がお互いを尊重し、補い合いながら、子どもたちと向き合ってきたように、「1人で抱えるのではなく、チームで支え合う」という精神は、職員全体へと広がり、園の文化として根づいています。

 

信頼と尊重の文化が、新所沢幼稚園の保育の質をより高いものにしているのです。

 

どんな時代も変わらぬ良質な幼稚園教育をめざして

 

移り行く時代のなか、保育を取り巻く環境や地域の様子は少しずつ変わっています。

 

しかし、どんなときも変わらず求められるのは、子どもたちが安心できる環境で心も身体も健やかにのびのびと育つことです。

 

新所沢幼稚園では長年の歴史に裏打ちされた幼稚園教育の経験をもとに、金井園長をリーダーとして、これからも子どもたちが安心して過ごし、お互いに育ちあえる環境を教師一丸となって守り続けていきます。

 

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しんとこ通信を通して、少しでも園での様子を感じていただけたら嬉しいです。

園見学や園庭開放も行っています。

 

実際に園の空気に触れて、先生たちのまなざしや、子どもたちのいきいきとした表情を見ていただくことが、写真だけでは伝わらない“空気感”を、きっと感じていただけると思います。

 

見学会のお知らせやプレ保育の情報は、こちらからご覧ください。

2025年7月30日

【しんとこ通信】放課後も、子どもたちの居場所に―


新所沢幼稚園では、降園後の時間に園庭を開放しています。

この取り組みは、日中の保育時間だけでなく、子どもたちの「安心できる遊び場」を提供したいという思いから始まりました。

 

近隣には、公園が少ないこともあり、「それならば、子どもたちが慣れ親しんでいる園庭を“公園”として活用できたら」という発想が出発点です。

保護者の方の付き添いのもと、子どもたちは思い思いに遊具やスペースを使って放課後の時間を過ごしています。

園庭には、年少から年長まで、すべての子どもが身体を動かせるような遊具を配置しています。


滑り台やうんてい、鉄棒など、成長段階に応じて挑戦できる環境が整っています。
「今日はこれができた!」という達成感や、「あの子みたいにやってみたい」という憧れの気持ちが、自然と子どもたちの中に芽生えていきます。

 

園庭では、異年齢の子どもたちが混ざって遊ぶ様子も多く見られます。

年長児の遊びを年中・年少児が真似しながら覚えていく姿や、縄跳びやわらべ歌あそびなどが自然と引き継がれていく様子は、まさに「子ども同士で育ち合う」環境そのものです。

保護者の方からも、
「子どもが鉄棒に夢中なんですが、近くの公園には幼稚園児向けの鉄棒がなくて…。
園庭の鉄棒で“できるようになりたい”という気持ちをそのまま挑戦につなげられるのが、本当にありがたいです」

「園庭という安全に遊べる場所があることで、安心して子どもの遊びを見守れます」

といった声をいただいており、この取り組みが家庭にとっても心強い存在になっていることを実感しています。

「縄跳びができた!」
「鉄棒で回れた!」
「先生、見て!」

そんな「できた!」を、すぐに職員室に報告しに来てくれる子どもたちの姿は、挑戦の喜びと自信に満ちた表情があふれています。

その表情を間近で見られること、保護者の方と共有できることは、私たち職員にとっても嬉しい時間です。

園庭は、単に遊ぶ場所ではなく、子どもたちが安心して思い思いのあそびを広げていける場所です。
「やってみたい」を自分で選び、挑戦し、楽しむ。

新所沢幼稚園では、子どもたちの「やってみたい!」があふれる園庭で、それぞれの時間が流れています。

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しんとこ通信を通して、少しでも園での様子を感じていただけたら嬉しいです。

園見学や園庭開放も行っています。
実際に園の空気に触れて、先生たちのまなざしや、子どもたちのいきいきとした表情を見ていただくことが、写真だけでは伝わらない“空気感”を、きっと感じていただけると思います。

見学会のお知らせやプレ保育の情報は、こちらからご覧ください。

2025年6月28日

【しんとこ通信】「この先生が好き」から始まる年少組の毎日


4月、はじめての集団生活が始まる年少組。
新所沢幼稚園では、入園からの1年間を“生活の基礎を丁寧に育てる時間”として、とても大切にしています。

なかでも、特に大事にしているのが 「担任の先生との信頼関係づくり」

「この先生が大好き!」
そんな気持ちが芽生えることが、子どもたちにとっての安心の土台です。

最初の1か月は、“安心”の時間

入園直後の子どもたちは、新しい環境にドキドキしたり、不安を感じたりしています。
その気持ちを受け止めてくれる、やさしくて頼れる存在――それが担任の先生です。

まずは1対1のやりとりや、ふれあいの時間をたっぷりと。
「安心できる大人がそばにいる」と感じられることが、幼稚園生活の第一歩です。

ご家庭にも、その想いを保護者会などで伝え、 園と家庭が一緒になって子どもを支えていく関係を大切にしています。

少しずつ「自分でやってみる」が増えていく

1ヶ月ほど経つと、先生との信頼関係が育ってきた証として、子どもたちの行動にも変化が現れます。

先生の手を離さなかった子どもたちが園庭で一人遊びを楽しんだり、気になる石や葉っぱを拾ってみたり…

自分の「好き」に向かっていく姿が見られるようになります。

 

生活の中でも、朝登園するとお便り帳をかばんから出したり、タオルやコップ袋を準備したり、ロッカーに荷物をしまったり。

自分でやってみようとする姿が日ごとに増えています。

「朝の支度」を自分で行う年少組

“できた!”の積み重ねが、自信になる

6月から始まるプール活動に向けて、着替えや水着の着脱、自分の服を畳んだり、管理したりといった練習も始めています。
最初は難しく感じたことも、先生に見守られながら繰り返すことで「できた!」に変わっていきます。

その一つひとつが、小さな自信となって子どもたちの心に積み上がっていくのです。

 

年少組で育つ“人との関わり”と“生活の基礎”

年少組での経験は、園生活3年間はもちろん、その先の人生にもつながっていく“生きる力”の土台となります。

「安心できる場所がある」
「自分でやってみたいと思える」
「困ったら頼れる先生がいる」

そんな気持ちを大切に、子どもたちは少しずつ“自分らしく”園生活を歩み始めます。

 

園の雰囲気を、ぜひ見に来てください

年長組の誕生会。誕生会には季節の花を。
園庭やお店で見かける何気ない植物も、子どもたちにとっては新しい発見に。

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しんとこ通信を通して、少しでも園での様子を感じていただけたら嬉しいです。

園見学や園庭開放も行っています。

実際に園の空気に触れて、先生たちのまなざしや、子どもたちのいきいきとした表情を見ていただくことが、写真だけでは伝わらない“空気感”を、きっと感じていただけると思います。

見学会のお知らせやプレ保育の情報は、こちらからご覧ください。