新所沢幼稚園では、降園後の時間に園庭を開放しています。
この取り組みは、日中の保育時間だけでなく、子どもたちの「安心できる遊び場」を提供したいという思いから始まりました。

近隣には、公園が少ないこともあり、「それならば、子どもたちが慣れ親しんでいる園庭を“公園”として活用できたら」という発想が出発点です。
保護者の方の付き添いのもと、子どもたちは思い思いに遊具やスペースを使って放課後の時間を過ごしています。

園庭には、年少から年長まで、すべての子どもが身体を動かせるような遊具を配置しています。
滑り台やうんてい、鉄棒など、成長段階に応じて挑戦できる環境が整っています。
「今日はこれができた!」という達成感や、「あの子みたいにやってみたい」という憧れの気持ちが、自然と子どもたちの中に芽生えていきます。
園庭では、異年齢の子どもたちが混ざって遊ぶ様子も多く見られます。
年長児の遊びを年中・年少児が真似しながら覚えていく姿や、縄跳びやわらべ歌あそびなどが自然と引き継がれていく様子は、まさに「子ども同士で育ち合う」環境そのものです。
保護者の方からも、
「子どもが鉄棒に夢中なんですが、近くの公園には幼稚園児向けの鉄棒がなくて…。
園庭の鉄棒で“できるようになりたい”という気持ちをそのまま挑戦につなげられるのが、本当にありがたいです」
「園庭という安全に遊べる場所があることで、安心して子どもの遊びを見守れます」
といった声をいただいており、この取り組みが家庭にとっても心強い存在になっていることを実感しています。
「縄跳びができた!」
「鉄棒で回れた!」
「先生、見て!」
そんな「できた!」を、すぐに職員室に報告しに来てくれる子どもたちの姿は、挑戦の喜びと自信に満ちた表情があふれています。
その表情を間近で見られること、保護者の方と共有できることは、私たち職員にとっても嬉しい時間です。

園庭は、単に遊ぶ場所ではなく、子どもたちが安心して思い思いのあそびを広げていける場所です。
「やってみたい」を自分で選び、挑戦し、楽しむ。
新所沢幼稚園では、子どもたちの「やってみたい!」があふれる園庭で、それぞれの時間が流れています。
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しんとこ通信を通して、少しでも園での様子を感じていただけたら嬉しいです。

園見学や園庭開放も行っています。
実際に園の空気に触れて、先生たちのまなざしや、子どもたちのいきいきとした表情を見ていただくことが、写真だけでは伝わらない“空気感”を、きっと感じていただけると思います。
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